写し屋の『みち』。。。 [写し屋]
写し屋へのみち。。。
写し屋の『みち』は、険しい。。。
はるかかなた迄、その『みち』は、続く。。。
終わりの無い『みち』。。。
その『みち』に辿り着く迄の道もまた長い。。。
すべての道は、ローマに続くと言う。。。
しかし写し屋の『みち』は、彼の原点からの道へと繋がる。
少年時代の登下校の道。。。
すべてが、探検だった。
初めてのおつかいに出たときの道のり。。。
すべてが、冒険だった。
その『みち』での、出の出会いが、今の彼が、追い求める『みち』なのだろうか?
みちくさをした時のあの感覚なのだろうか?
写し屋は、けっして過去は、追い求めない。
撮り残した『みち』が、あるのでは、ないか、、、
と不安に襲われのだろうか・・・
彼は、歩いて来た『みち』をふっと振り返る。。。
彼にとっての『みち』は、未来も過去もすべてが、被写体なのだ。