おくりびと。。。湯灌の儀 [日々限定日記]
今日「おくりびと」を見た。。。
父の葬式の前に湯灌の儀となる物を行った。。。
私もこの映画の噂を知るまでは、こうした儀式があるのは、知らなかった。。。
実は、今日この「おくりびと」を始めてみた。。。
納棺師さんに棺おけに遺体を入れる前に最後のご奉公と旅装束支度をして頂く。
特別な宗教色が、あるわけでない。。。葬式自体宗教儀式なのだろうが、、、
我が家の皆の意見でこれを行ってもらった。。。
身体を拭いてもらったりする。。。
白装束に見事に着替えさせてくれた。。。
最初の遺体姿から。。。
身体を拭いている時や。。。シャンプーをしたり。。。
まるで訪問入浴に来て戴いた時みたい雰囲気に見えた。。。
そんな時、父の表情が、気持ち良さそうな顔に変わっていた。
家族の者が、全員それを感じた。
父が好きだった髭を剃って頂いたり。。。
足の爪まで切って戴いたり。。。男性でも化粧をして。。。頭に櫛を入れ。。。
と最初は、どんな事をするのだろう?
不謹慎ぽい行為なのかとか?と不安だった。。。
いざ始まると!
本木さん仕草の映画ほどでは、無いが、お茶のお手前の仕草の様流れ。。。
とっても新鮮に見えた。。。
叉お厳かな行為に見えた。。。
綺麗好きな父に旅立つ前に!
素直に彼らに。。。ありがとうと感じ。。。感謝した。
この時お通夜の後でご住職のお話で。。。
お釈迦様は自分の葬式はやるなと弟子達に言い残したそうです。
弟子たちは、その為葬る前日に一晩通して故人の事を語り通し記憶に残そうとした
それが、通夜の始まりだそうです。。。
どんなに立派な墓石でも、ただの形だそうですです。
それを見てそこに眠ってるんだと思い出し。。。
それで、皆が思い出すことが、供養なのだそうです。
私の記憶が確かなら。。。多分そんな事を語ってくれました。
今回のおくりびとは、私の記憶に残る行為の一つでした。
番外:そしてお寿司が、美味しかった!?
そんな記憶でも父の葬儀を思い出してくれた事が皆の記憶に残れば!
故人の事を思い出す事が、供養なのだそうです。
改めて色々な人に助けられているぞと!
私に沢山の記憶を残させてくれと皆と父に感謝です。。。
土屋
湯灌の儀は、鹿野貴司氏撮影
葬儀の様子、この二人のBlogへどうぞ。。。
想い出に成り!記憶に残る事が出来ました。
・鹿野貴司氏・・・お通夜・告別式
・小澤太一氏・・・お通夜・告別式
昨年夏、よく通っている大阪の自主ギャラリーの、当時のメンバーのお父様が「余命1か月」と診断された時、他のメンバーは皆「最期の日々を写真に残すべきだ」と言いました。
私にはどちらがよいとか分からなかったけど…
で、彼女は11月に、最期の瞬間まで撮影した写真で個展をしました。
こういう写真をブログに載せ、色んな人が(予期せずして)見てしまう事…そういうリスクを背負っても、やはり(それなりの覚悟を持って載せたと感じられるから…)それは写真家さんなのだから、と納得して、きちんと向き合って見られるようになりました。
(以前の私なら絶対考えられないけど)今の私ならもし肉親に何かあったらカメラを持って現場に向かうのだろうと…たとえ他の家族に反対されたとしても。
直接関係のない話をしてしまい、すみません。
このような写真を残してくれるお仲間達が回りにいる環境を、お父様もきっと空の上から喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。。
by ayami (2010-04-27 23:02)
昨年、私の父も同じように「湯灌の儀」をしていただきました。
感じたことはTsu-さんと全く一緒でしたよ。
生前の父はお風呂が好きでしたから、
儀式が終わった後にさっぱりとした顔になったような気がしましたね。
地域差はあるかもしれませんが、見送る側としては
良い儀式だなと思います(あ、個人的な意見ですけど)
「故人のことを思い出すことが供養」
私もお坊様に云われました。大事なことですね。
by ひさこ (2010-04-27 23:24)
自分の父が亡くなった時にこのように向き合える事が出来るのだろうか? とても考えさせられてしまいました。
土屋さんの表情がすごく印象的です。。。
by ゆう (2010-04-28 08:27)